飛行機にシマリスとハリネズミを持ち込む方法と最適なキャリーケージは?

飛行機にペットを乗せることはできるの?と疑問に思ったことはないでしょうか。

犬や猫みたいなメジャーなペットなら航空会社によっては持ち込み可能なことは多くの方に認知されているかと思います。

でも、シマリスとハリネズミを飛行機に持ち込めるのかについて色々調べたんですけど、小動物に関しては詳細な情報って載ってないんですね。

ということで、シマリスとハリネズミを飛行機に持ち込む方法についてご紹介します。

小動物のペットは飛行機の貨物室に乗せなければいけないので、自分と一緒に機内に持ち込むことはできません。なのでそんな目の届かない環境にも大事なペットを預けて無事に目的地までたどり着けるかっていうところが結構不安だと思うんですね。

僕の場合、シマリス2匹とハリネズミ2匹をそれぞれ飛行機で運んできたんですけど、そのときに航空会社で結構問い合わせをしていろいろ知り得た情報で対策をして、無事に運ぶことができました。

今回はそのときの経験を踏まえて皆様にお伝えできることがあればなと思ってこの記事を書いておりますので、最後までどうぞよろしくお願いします。

ペット持ち込み可能な国内の航空会社

ペットはどこの航空会社でも預かってくれるものではありません。

結論から言うと、LCCは各社、ペットの預けは不可になってます。なので、国内の便は、ANA 、JAL、スカイマークの3社のみペットの空輸が可能となっております。

まず一番皆さんが気にされるであろう問題はペットを飛行機に乗せることは危険なんじゃないかっていう疑問があると思います。僕も、のせる前はかなり不安がありました。

僕が飛行機で運んだ経験を申し上げると、自分が思っていたほど飛行機は危険ではないのかなというふうに感じました。

とはいえ、新幹線とか車の移動と違って、気温と気圧の問題や、自分の目の届かない場所で預かってもらうっていうのがやっぱり不安な要素ではあるので、もしフライト中に何かあったときに気づくことができないっていうのが飛行機のデメリットかなと思います。

航空会社もペットの死傷に関しては責任を負いかねますって言ってますし、それについての同意書を書かなければいけないので、かなりナイーブな問題なんですね。

なので、航空機ならではのしっかり対策をした上での安全というものがあるということだけご理解いただければと思います。

飛行機に持ち込み可能なペットの種類

シマリス

僕はその時、ANAを利用していたので今回は基本的にANAのガイドラインに沿ってお話していきたいと思います。

僕の場合はシマリスとハリネズミだったんですが、そもそも小動物を預かってくれるのかということに関してANAではこのように記載されております。

犬、猫、小鳥、兎、ハムスターなどの小動物。猛禽類(ワシ、タカ、フクロウなど)はお預かりできません。

ANA お預かりできるペット:

ということなのでシマリスもハリネズミも名前がのってないのでこれはANAの方に電話して確認いたしました。

結論から言えばシマリスもハリネズミも可能ということだったんですが、3回ぐらい電話したんですよ。

オペレーターの方に聞くと大丈夫ですよってすぐ返してくれる方もいれば、ちょっと実物を見てみないと何とも言えないと言われた方もいたので、ちょっとここに関しては「ANAさん!統一してくれよ!」と思っちゃいました。

だってこっちからすると、空港に到着して、「この子は飛行機には乗せられません」って言われたら、「えっ!じゃぁどうすればいいんですか!?」って話になるじゃないですか。

なのでそこに関してはかなりしつこく聞いた上で「大丈夫です」という言葉を最終的にいただいたので大丈夫だったんですけれども、もしそれ以外のちょっとこの子は変わってるなと思うペットを連れて行く場合は必ず航空会社に確認していただくのをおすすめいたします。

ただ、ANAのサイトを見ていただいたらわかると思うんですけど、はっきりとNGが書かれている動物以外に関しては割と許容範囲は広いのかなというふうに感じたので、特殊な動物でなければ大体大丈夫ではないかなというのが僕の感想です。

シマリスとハリネズミを持ち込む際に最適なキャリーケージは?

ハリネズミ

ここからは何を準備しておけばいいのかをお話していきます。まずペットを入れておくためのキャリーケージが必要です。

「航空会社で無料レンタル」or「自分で用意」どっちが良いか?

ペット用キャリーケージは自分で用意していただくことをおすすめします。

航空会社でもペット用キャリーケージが用意されていてそれを無料で貸してくれるんですけど、自分で用意していった方がいい理由が二つあります。

一つは、そもそも航空会社に用意されてるケージの数がサイズによってまちまちなので、もしかしたら自分が搭乗するときにはケージが余っていないということが考えられるのでそうならないためにも、自分で持って行ったケージでそのまま乗せてもらえるようにするのが一番いいのかなと思います。

二つ目は、もしケージをレンタルする場合、自分が持っていったソフトケースなり何なりから移し替えなきゃいけなかったりする場合もあるんですね。

そうなったときに、例えば周りに人がいっぱいいるペットたちも普段と違う環境などで、もしかしたら、落ち着いてない可能性もあって、そこで移し替えるというのは結構リスクがあると思います。

飛行機に搭載する前に色々と準備をしなければならないので、離陸する前の時間がない中で行うのは結構大変なんじゃないかなと僕は思うんですね。

なので、もう自分で航空機に乗せられるキャリアを用意してそこに入れてセッティングをしてそのまま空港に向かうというのが一番ベストではないかなと思います。

IATA基準を満たしたペット用キャリーケージが必要

キャリーケージにはですね、IATA基準というものがあるみたいなんですけど、国際航空運送協会(IATA)っていうところの基準をクリアしたケージに入れないと、航空機には搭載できませんというふうに定められているそうです。

IATA基準の詳細はANAの「ペットケージ利用時の注意事項」を見てください。

購入する場合は、楽天とアマゾンで「IATA キャリー」「IATA ケージ」で検索すれば出てくるんですけど、僕が使用したのは「ペティオ・スマイルキャリーS」というものを用意しました。

これにした理由はありまして、まずIATA基準を満たしていることは当然として、パッチンを外すと上下わかれるようになっています。

横から取り出すだけではなく分解して上からも取り出せるタイプになっています。

あと、結構安いキャリーだと、このパッチン止めるだけなので、もしかしたらこれが飛行機輸送してる間にパチンと何らかの物が当たったりして外れちゃうと、開く可能性があるので結構不安となるところですが、パッチンロック機構+ボルトで上下を止める箇所が4ヶ所あるんですね。

なので、パッチンロック機構に加えてさすがにボルト4本止めていれば何らかの事故でこれが開くってことはそうそうないと思うので、これは結構おすすめです

これを購入したとき3000円前後ぐらいだったと思うんですけど、この値段でボルトのロック機構が付いてるものって多分他になかったんですよね。

実際使った感じだと、作りもしっかりしていて、航空会社の方にもこれは何も言われなかったので問題なく使用できるではないかなと思います。

ちなみに購入するときに大きさにちょっと気をつけていただいた方がいいと思うんですけど、基本的にペットが自由に動き回れるぐらいの大きさは必要になりますのであまり体の大きさにぴったりなサイズは使わない方がいいだろうと思います

なので迷ったらちょっと一つ大きめを選んでいただくのがいいかなと思います。僕のキャリーはSサイズを使用したので参考まで。

原則、キャリーケージ1個の中にペット1匹(例外あり)

ANAではこのように記載されています。

原則動物1匹の収容となります。ただし、鳥は2羽まで収容可となります。

ペットケージ利用時の注意事項

リス1匹でケージ1個というのはどうなの?って思ってしまいました。

リスもハリネズミもそんなに大きくないサイズなので、これ1匹でケージ1個はさすがに大きすぎるなと思いまして、僕は4匹のペットを飼っていたので、ケージを四つ持って空港に行くのって結構大変だなと思いました。

もしかしたら、一つのキャリーにシマリス2匹、別のキャリー1つにハリネズミ2匹ずつ入れさせてもらえるんじゃないかなと思って、それをANAに確認させていただきました。

問い合わせたところ、結果的にはこの方法で運べたんですね。これも若干オペレーターの方によって言うことが少し違ったりしたんですけど。

動物によって、キャリーのサイズによっては可ということなので、これは確認した方がいいと思います。

ただこの場合言うまでもないですけど、違う動物同士を入れたりとかそういうことは基本的にはNGかなと思うので、それだけご注意ください。

ペット用キャリーケージについて注意事項

リスとか、ハムスターを飼ってる方はちょっと注意かなと思うんですけど、さきほどご紹介したキャリーSサイズなんですけど、それでも網の荒い部分はすり抜けられる大きさなんですね。

実際に飛行機に乗る前にうちのペットをこの中に入れたんですけど、網の隙間から抜けていってしまいました。

結構小さい穴に見えるんですけど、小さな動物は簡単にすり抜けられてしまうと思います。

かといって例えばカバーをしてしまって通気性が悪くなって酸欠になったりする可能性がありますし、これを紐でカバーをしたりしても、もしかしたら食い破られる可能性もあるので、シマリスとか、ハムスターみたいなげっ歯類を飼ってる方はちょっと注意が必要になります。

ケージを2重にする場合

これは結構いろいろ試行錯誤して僕の場合どうしたかっていうと、さらに小さなハムスター用ケージを購入して、1匹ずつこの中に入れて2個の小ケージをペティオ・スマイルキャリーSに入れてケージを2重にして運びました。

結構いろいろ探したんですけど、シマリスが通り抜けられるようなものではなく、それなりに頑丈そうで、キャリーの中に収まるサイズっていうのがこれしかなかったんですね。

使用した結果、無事にたどり着けましたので、もしシマリスなどの小動物を飛行機に乗せる予定の方は、これはあってもいいんじゃないかなと思います。

この小ケージは、SANKOの「いっしょにおでかけウィズキャリーS」という商品です。

次に用意するものなんですけれども、ペットキャリーの下には必ずペットシーツを聞くように航空会社の方で定められています

なので、しき忘れると預かってくれない可能性があるので必ず敷いてからセッティングするようにしてください。

それからお水とご飯に関してなんですけど、給水器に関しては用意していただくのをおすすめいたします

飛行機の機内で基本的に乾燥しているので、湿度20%ぐらいというふうに伺ってますので結構長い距離のフライトでお水をその前のいつ飲んでるかわからない場合、最悪脱水症状にあったりする可能性があるので、給水器はつけておいた方がいいと思います。

ごはんに関しては、これは理由はわからないんですけど空腹でも満腹でもあんまりよろしくないらしいんですね。

なので、フライトの数時間前にご飯を済ませておいて、キャリーの中におなか一杯にならない程度のご飯は入れておいてもいいんじゃないかなと思うのでそれはペットの状態を判断して入れるかどうかは決めていただければなと思います。

僕の場合、1月だったから良かったのですが、暑い季節だと2重にする方法は使えない可能性があるのでご注意ください。(この場合、IATA基準を満たしペットが逃げださない程度の網がついたキャリーを探してください)

5月1日~10月31日の期間は、通気性が悪くなり危険なため、ペットケージを二重にすることや、ペットケージにカバーを取り付けた状態でのお預かりはできません。

ペットケージ利用時の注意事項

その他の注意事項

余裕をもって準備しておきましょう。

同意書の作成、ペットを持ち込むための予約は早めに準備しておきましょう。

冬に小動物ペットを運ぶ時の寒さ対策

飛行機にペットをのせる場合、客室ではなくて、貨物室の方にのせることになるんですけれども、基本的に客室と同じ温度、同じ気圧に保たれるようになっているそうです。

僕がANAに問い合わせた話だと、0.8気圧、室温は空調が効いてる場合17度から20度ぐらいというふうに伺いました。

これはオペレーターによっては客室と同じ温度ですと言われましたし、ネットとかで探すと、18度から24度ぐらいですって書いてる方もいました。

どちらにしろ冬の移動は小動物にとってはちょっと寒いかなと思うんですね。特にハリネズミに関してはこれはかなり寒い温度なので、対策が必要かなと思ってます。

僕の場合は1月の東京からのフライトだったんですけれども、外気温が日中で8度前後ということなので、保温のために、ふわふわのタオルなんかを少し詰めて、用意してあげるのがいいかなと思います。そしてANAのほうではこのように記載されています。

夏場はクールマットや保冷剤などの冷却グッズ、冬場は毛布やペット用カイロをご用意いただくなど、暑さ・寒さ対策へのご協力をお願いいたします。

暑さ・寒さ対策について

ペット用カイロだと「マルカン カイロケース」が売ってますね。

使い捨てカイロをケースの中に入れてペットが直接触れないように配慮してある商品となってます。

寒さに弱い小動物なら、ペット用カイロを用意しておいたほうが良いかと思います

許可されているカイロを使うように注意してください。

カイロにつきましては「日本カイロ工業会」のホームページの国際郵便情報ページ内に掲載されている製造メーカー製品のみ

動物(ペット)輸送に関するよくあるご質問

まとめ

飛行機にシマリス2匹とハリネズミ2匹を持ち込む方法と最適なキャリーケージについてご紹介しました。

僕が飛行機を利用したのが1月だったので、この方法は冬限定としてご理解ください。

夏だとケージを2重にすることが禁止されている航空会社もあるので、IATA基準を満たしたケージ(逃げだせない網目のタイプを選ぶ)を探して購入することをおすすめします。

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