海外旅行の楽しみの一つは、現地で自由にスマホを使うことです。しかし、日本から持ってきたSIMカードのままでは、現地の通信料金が高くなってしまう可能性があります。
そこで、海外旅行の際には、現地のSIMカードに切り替えることをおすすめします。現地のSIMカードを使えば、現地の通信料金でスマホを使うことができるので、お得に旅行を楽しむことができます。
しかし、海外SIMカードの入れ替えは、初心者にとっては少し手間がかかるかもしれません。そこで、この記事では、海外旅行でSIMを入れ替えるタイミングや、初心者向けの設定方法を解説します。
海外SIMカードを使うメリット・デメリット
海外旅行や出張で海外に行く際に、スマホを使うには、データローミング、海外Wi-Fiのレンタル、海外SIMカードの3つの方法があります。その中でも、海外SIMカードは、コストパフォーマンスに優れ、使い勝手もよいことから、多くの人に選ばれています。
ここでは、海外SIMカードを使うメリットとデメリットを、それぞれ詳しく解説します。
メリット
1. 現地の通信料金が安い
海外SIMカードは、現地の通信キャリアの回線を利用するため、データローミングや海外Wi-Fiのレンタルよりも、通信料金が安く抑えられます。
例えば、日本からアメリカに1週間旅行する場合、データローミングを利用すると、1日あたり約5,000円程度の通信料がかかります。一方、海外SIMカードを利用すると、1日あたり約1,000円程度で済みます。
2. 対応エリアが広い
海外SIMカードは、複数の国で使える周遊SIMや、特定の国で使えるSIMなど、さまざまな種類があります。そのため、旅行先のエリアに合わせて、最適なSIMカードを選ぶことができます。
3. 使い勝手が良い
海外SIMカードは、日本のSIMカードと使い方が同じなので、すぐに使いこなすことができます。また、SIMカードを挿し替えるだけで、すぐに現地の通信が使えるようになるので、手間がかかりません。
Wi-Fiルーターを持ち歩く必要がないという点でも使い勝手が良いですよね!
デメリット
1. SIMフリーのスマートフォンが必要
海外SIMカードを使うためには、SIMフリーのスマートフォンが必要です。SIMロックがかかったスマートフォンでは、海外SIMカードを挿入しても使用できません。
2. 準備や設定に手間がかかる
海外SIMカードを利用する前に、SIMカードの購入や、スマートフォンの設定変更など、事前の準備が必要です。また、現地でSIMカードを購入する場合は、英語での対応が必要になる場合もあります。
3. 複数台の利用ができない
1つのSIMカードは、1台のスマートフォンでしか使用できません。そのため、家族や友人と一緒に海外旅行に行く場合は、複数のSIMカードを購入する必要があります。
海外SIMカードを使うための準備
海外SIMカードを使うためには、事前にいくつかの準備が必要です。ここでは、その準備について、詳しく解説します。
SIMフリーのスマホ
海外SIMカードを使うためには、SIMフリーのスマートフォンが必要です。SIMロックがかかったスマートフォンでは、海外SIMカードを挿入しても使用できません。
「SIMフリー対応=SIM ロックがかかっていない」は同じ意味です。
iPhone に SIM ロックがかかっているかどうかは、「設定」>「一般」>「情報」で確認できます。「SIM ロック」の横に「SIM ロックなし」と表示されている場合、iPhone に SIM ロックはかかっていません。
AndroidでSIMフリーのロックが解除されているか確認するためには、機種によっては簡単にはいきません。契約している通信事業者に問い合わせすれば、すぐに確認してもらうことができるので、しっかり問い合わせして確認しておきましょう。
SIM ロックを解除できるのは、ご契約先の通信事業者だけです。
SIMカードの取り出しピン
海外SIMカードを挿入するためには、SIMカードの取り出しピンが必要です。SIMカードの取り出しピンは、スマートフォンの購入時に付属している場合もあります。また、家電量販店やインターネット通販などで購入することもできます。
SIMカードの取り出しピンを使用する際は、以下の点に注意しましょう。
- SIMカードの取り出し口を確認する
SIMカードの取り出し口は、スマートフォンの側面や背面に位置しています。SIMカードの取り出し口を確認して、取り出しピンを正しい位置に挿入しましょう。
- SIMカードを傷つけないようにする
SIMカードは、非常にデリケートな部品です。SIMカードの取り出しピンを使用する際には、SIMカードを傷つけないように注意しましょう。
デュアルSIMのスマホを使っている場合
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デュアルSIMのスマホを使っている場合は注意が必要です。最近のスマホはデュアルSIM対応が増えてきました。SIMカードが2枚入るんです。1枚は日本のSIM、2枚目は海外SIMを入れた場合、海外に行っても日本の電話が受けられるという利点があります。
日本のSIMに通話設定して海外SIMにデータ通信設定すれば問題ないのですが、設定を間違えて日本のSIM側に通話とデータ通信の設定をしてしまうと日本の通信会社から高額な請求がくることになるので注意が必要です。
デュアルSIMのスマホを使っている初心者なら、海外で日本からの電話を受けることをあきらめ、日本SIMを抜いて現地SIMだけ入れて設定することをおすすめします。これなら設定ミスによる高額な請求がくるなんてことは起こりません。日本の方との通信はLINEとかで我慢しましょう。
ちなみになんですが、海外で日本からの電話を受けるだけも料金が発生します。電話を掛ける側と受ける側両方に料金が発生するんですよね。なので日本SIMを抜いておくことをおすすめします。
海外SIMカードのおすすめ購入方法
海外SIMカードの購入方法は、大きく分けて「日本で購入する」と「現地で購入する」の2つがあります。それぞれの方法のメリットとデメリットを、以下にまとめます。
日本で購入するメリット
- 事前に準備ができる
- 日本語で対応してくれる
- 現地で購入するよりも安い場合がある
日本で購入するデメリット
- 種類やプランが限られる
- 現地で購入するよりも手間がかかる場合がある
現地で購入するメリット
- 現地の通信状況やプランに合わせて選べる
- 空港や街中での購入なら、すぐに通信が可能となります
現地で購入するデメリット
- 事前に準備できない
- 日本語で対応してくれない可能性がある
- 日本で購入するよりも高くなる場合がある
おすすめの買い方
日本のネットショップで購入するのがおすすめです。もちろん、海外の空港とかでも購入できるんですけど、やっぱりハードルが高いと思うんですよね。
「USIM cheap」で検索してみてください。トップにUSIM.cheapが表示されると思います。僕はいつもこのネットショップから購入しています。現地で買うより安いというとこがおすすめポイントです。
あと、このサイトは信頼して大丈夫です。ボッタクリとかないので安心してください。説明書が日本語なのも魅力です。現地で購入すると説明書が日本語ではないのでかなり焦ります(汗)
先払い、使い捨てのプリペイドSIMなので安心なんです。例えば、480円のプリペイドSIMを購入したら480円がMAXの金額となり、それ以上の請求はきません。
海外SIMカードの容量はどのくらいを買えばよいの?
海外SIMカードの容量は、個々の使用状況や滞在期間によって異なりますが、一般的な目安としては以下のような情報があります:
- 1週間の海外旅行でのデータ使用量について「5GBのSIMカードでは少ない」との意見があります
- 実際の使用量については個人の使用状況によるため、「トークアプリやSNSの閲覧程度であれば2週間で1.5GB程度で十分」との意見もあります
海外旅行でsimを入れ替えるタイミングは?
プリペイドの海外SIMは利用期間があるのでSIMをさすタイミングには注意が必要です。
例えば、タイのバンコクに旅行へ行くために海外SIM(8日間)を日本で買って、出発日の8日前に日本で設定して通信するとタイに到着したときに期限が切れて使えなくなってしまいます。
また、逆にさすタイミングが遅すぎてもダメなんです。例えば、飛行機でバンコクに到着して機内モード解除すると勝手に日本SIMが通信を開始してしまうんです。設定によっては高額な請求がくる可能性はあります。
なので、初心者の場合、日本の航空でスマホを機内モードにして電源OFFにしたら日本SIMを抜いておきましょう!さらに現地に到着したら海外SIMを入れてスマホ電源ONにしてAPN設定しましょう。
海外SIMの入れ方&設定
購入した海外SIMの土台から自分のスマホに入れるサイズに切り取ります。標準SIM(miniSIM)、microSIM、nanoSIMの順に小さくなります。最近のスマホならナノタイプが主流です。自分のスマホがどのタイプなのかは説明書を読むか販売店で確認してください。
SIMの取り出し方も説明書を確認してください。取り出したSIMは堅いケースなどに入れて傷をつけないように保管しましょう。
そしたらスマホのトレイ取り出し口を開けて、SIMを置くトレイの形に合わせてSIMをセットしましょう。
それではandroidの設定方法です。
設定~無線とネットワーク(なければネットワーク関連の項目)~モバイルネットワーク~アクセスポイント名までたどっていくと、APNの設定画面が出てきます。
右上のメニューボタン:を押して「新しいAPN」を選択します。設定内容は購入した説明書の設定内容に従って入力します。右上のメニューボタンのチェックマークを押して保存します。すると、先ほど設定したAPN名が追加されているので、その名前を選択したら設定画面は閉じてOKです。
これで設定完了です。
ちなみに、
iPhoneでAPN設定する場合、通信事業者が認めている場合、以下のいずれかの画面で APN 設定を表示できます。
「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」>「Cellular Network」
「設定」>「モバイルデータ通信」>「通信のオプション」>「モバイルデータ通信ネットワーク」
もし、この設定でネット通信できない場合、焦らず一度電源を切って再度電源を入れてみてください。海外のネット通信って日本ほど整備されてないことが多いのですぐにはつながらないことがあります。また電波が弱い場所が多いので場所を変えてみたりしてくださいね。
あと、SNSとかに現地の言葉で大量にメッセージが届くことがありますが無視してOKです。データ通信の使い過ぎには十分注意してくださいね。
まとめ
初めて海外旅行でプリペイドSIMカードを利用する初心者向け設定について解説しました。
もしかしたら、設定方法なんて簡単だからそんなこと知っているよという方もいたかもしれません。
でも細かい注意事項とか意外と見落としている人にとっても参考になったのではないでしょうか。
では、また。
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